2007年全日本選手権 田沢湖 エリートクラス3位

XC全日本選手権 (千田尚孝レポートより)

田沢湖コースデータ 7月22日
1周:6.5km 周回数:6周 スタート/フィニッシュ標高:582/582m 周回あたり登高:169m
気温:30度 天候:晴れ

バイクデータ
マシン:Team ST フロントフォーク:コーワ
タイヤ F:シュワルベ スキニージミー 2気圧  R:シュワルベ スキニージミー 2.5気圧

土曜の昼過ぎに会場に到着。若干雨が降っていたが、試走へ。3年前のコースとはガラッと変わっていた。3回ある登りをシングルトラックでつないだ感じで、そのシングルトラックが走りにくい。クネクネと曲がって木の根が露出し、一旦リズムを崩したらメタメタになってしまいそう。その夜は田沢湖スポーツセンターに泊まり、サッカーアジアカップを観た。あの重要な場面で同点ゴールを決めた高原は、本当に頼れる男になった。

日曜日は晴れで、ほぼドライなコースになり、リヤタイヤには決戦用スリックを投入した。今回は4番目にコールされ、1列目の真ん中に並んだ。サスをロックアウトし、ピストルと共にペダルもスムーズにはまり、2位で最初の登りを登り切り、シングルトラックの下りに入る。この最初の下りは岩が露出していて、パンクの恐れがあるので慎重に行く。そのまま2位でこのコース最長の登りにさしかかるが、苦しくなり先頭の竹谷選手に離され始める。ここでペースが落ちてしまうのが悪いクセで、8位まで落ちてしまう。問題のシングルトラックは無難に抜け、コース後半の登りで再び順位を上げ、5位に上がる。展開としては、先頭パックの竹谷選手と武井選手が抜け出た状態で、3位と4位の選手はすぐ前に見える。前の選手とは登りでは差が縮まるが、シングルトラックの下りを抜けると差が再び広がっている展開が続く。下りではちょっと分が悪いので、登りで稼ぐしかない。

3周目の長い登りで、2位を走っていた武井選手がメカトラでリタイヤしていた。これで4位に上がる。しかし、会場のアナウンスを聞くと、3周終了時点で先頭の竹谷選手とは3分差が付いている。完全に独走態勢で、力の差を痛感する。気を取り直して順位を上げていくしかない。4周目の長い登りで3位に上がり、4周目の最後の登りで2位の選手に追い付き、5周目の最初の坂を2位で登っていく。登りでは自分の方が速そうだ。問題は下りで、明らかに相手の方が速い。2つめのシングルの下りに入る前に抜かれ、3位に後退。「焦るのはかえって良くない」と慎重に走るが、タイトなコーナーで転倒。シングルトラックを抜けるともう2位の選手は見えなかった。自分の下りのヘタさ加減には腹が立った。そのまま前も後ろも見えることなく、脚の痙攣に耐えながら3位でゴールした。結局、トップの竹谷選手からは6分以上の差が付いていた。ちょっとこの差を考えると、素直に喜んではいけない気もする。
J2では3位になったことがあったが、J1・全日本選手権のメジャーレースでは初めての表彰台。時間のいっぱいあった学生時代は5位が最高で、練習時間が減る社会人になってから表彰台に立てるとは思っていなかった。2位を走っていた選手のメカトラリタイヤ・有力選手の不調などもあったろうが、一応3位だ。