2006年全日本選手権大会 石川県瀬女高原

4X (福富 哲也レポートより)

石川MTBワールド瀬女コースデータ 7月15日

コース全長:250m スタート地点標高:351m ゴール地点標高:344m 標高差:7m

最大斜度:10度 平均斜度:6度
スタート地点気温:28.6度 ゴール地点気温:26.4度 天候:曇り

バイクデータ

マシン:Team XC904R フロントフォーク:ロックショックス リーバ

タイヤ:IRC ミブロ ホイール:インダストリーナイン!!!

7月13日(木)

昼過ぎに現地に到着、とりあえずコースを下見してみると二年前とほとんど変わらないレイアウトとガタガタの路面を見てかなりテンションが下がった。しかし、せっかく来たのでとりあえず練習を開始、走ってみると想像以上にスピードが乗っていきなりビビリがはいった。中盤の五連のリズムは怖いのでその手前のテーブルまでを重点的に練習した。二年前リジットで走った時、下手クソな俺は荒れた路面でかなり失速してスピードを乗せることが出来なかったが、今回は軽量なXC904で走ってみると全然失速することなくどんどん前に進んでくれた。

7月14日(金)

前日の練習でバイクの調子が良かったので、軽いホイールでもいけると思いインダストリーナインに換え、タイヤもワンサイズ細い2.1インチに替えて走ってみた。インダストリーナインのホイールはメチャメチャ軽く、強度的にも問題ないのだが、ホイールを軽くするとどうしても安定感がなくなってしまうので使おうかどうか迷っていた。しかし、バイクのバランスがとても良いので、安定感もバームのグリップも全く問題なし!決勝でもこの仕様で行くことにした。それとスタートでギヤが少し重い気がしたのでチェーンリングを36Tから35Tに替えた。

7月15日(土)

朝から雨が降ったり止んだりの天気で、コースはかなりドロドロになり、前日に直したゴール手前のキャニオンのリップまでグシャグシャになってしまった。何本か走ってみてキャニオンを飛ぼうかどうか悩んでいるうちにコンディションはますます悪くなっていった。クラッシュするライダーも何人か出てきてびびってしまい、結局飛ぶことが出来ないまま練習時間が終わってしまった。エスケープの方から行っても、タイム的にはあまり変わらないと思ったが、エスケープを通っても良い雰囲気ではなかったので、とりあえず予選で飛ぶ事にした。

予選開始

前半は無難に走ったが、後半のキャニオンを意識しすぎて中盤のリズムでバランスを崩し、危うく転倒しかけた。何とか持ち直し、バームを抜けてキャニオンに向けて全力でベダリングしたが、漕いでも漕いでもスピードが伸びず中途半端なスピードのままジャンプ。またまたバランスを崩したが、なんとかゴールした。当然だがタイムもパッとせず9位で予選を終えた。

決勝一回戦目

何故か高松選手と二人だけのレース。そのまま次のヒートに上がれるので、リラックスして“最後の練習だ。”と思ってスタート。ゲートのタイミングも良くトップに立ち、疲れが残らない程度に攻めてゴール。

二回戦目

メンバー的にかなり気が抜けないと思いちょっと緊張、そして、スタート!ゲートのタイミングが悪く少し遅れ、その上両脇の選手に挟まれるような形になり一瞬焦った。だけどこういう展開はいつも走っている狭い緑山のレースではよくあることなので、落ち着いて自分の走りをして二位に上がり、そのままゴール。

準決勝

“増田選手、青木選手、土井選手”とかなり豪華な顔ぶれ!いつもここで気合を入れすぎてしまいミスをするので、リラックスするように心がけた。そして、スタートゲートに上がり準備をしていると、いきなりペダルがロックしてしまった!そこで一旦スタートを止めてもらい、ペダルを手で締めてスタートすることにした。このトラブルで緊張が解け、良いスタートが切れトップに立つことができた。そのままゴール手前のキャニオンに向かったが、ラインを外してしまいスピードが全く乗らないままキャニオンを飛んだ。当然飛びきれるわけもなく、かなり失速して後ろのライダーに追いつかれたが、何とか逃げ切り一位でゴール。初の決勝進出に喜んでいると、後ろのタイヤがパンクしていることに気づき焦った。女子の決勝と男子の5〜8位決定戦の間になんとかパンクを直し、息を切らしたままスタートゲートに立った。この時点で目標は達成していたし、決勝メンバーの“増田選手、栗瀬選手、チームメイトの向原選手”とメンバー的にも3位ぐらいになれれば良いなと思ってリラックスしてスタート。
スタートのタイミングはまずまずで俺と増田選手が前に出た。二人とも横に並んだまま中盤のリズムに入り、少し接触した。当たりの弱い俺はいつもなら当たり負けしてしまうのだが、何とか持ちこたえて増田選手の方がバランスを崩し転倒した。そしてトップに立ちバームを抜けた所で後ろを振り返るとかなり差があったので、無難にエスケープの方からゴールし優勝することが出来た。

今回は100%自分の実力で勝った訳ではないが、色んなラッキーが重なり、そこに自分の走り、周りの環境、バイクの性能がうまく噛み合い優勝することが出来ました。応援してくださった方々に感謝の気持ちでいっぱいです。


福富 哲也